古の果実(inisienokazitu)


世界に異変が起きていた。

我々が天使の庇護下に置かれて何百年だっただろうか。

ドラゴンは目覚め、魔獣たちは人里へ降りてきた。

淘汰された者たちが反撃の狼煙を挙げる。

人々は再び戦いに身を投じ、力<果実>を求める。

 

『わたしはあなたの幸せを願っている。』

 


古の果実の歴史

アットとメリエルの登場する果実と魔女の伝説が前期 ベルダンとトーテンの登場する境界が繋がれた時代が中期 キャロルが人間界にやってきた現在が後期


〇歴史〇

 昔々、幻界と呼ばれる世界が存在していた。

そこは人間たちがが住まう場所とは隔絶された世界であった。

 

 時は経ち、人が生まれ文明が生まれた頃、

幻界では神を違える者たちが争っていた。それぞれの神から鳥の翼と力を授かった者たちを天使と呼び、竜の羽と力を授かったものを悪魔と呼んだ。

戦いは数百年に及びそのさなか、一人の天使が境界から人間界へ迷い込んでしまった。

そして、天使はあろうことか幻界の果実を人間界に持ち込んでしまったのだった。

 

その果実は人間界に大きな恵みをもたらした。

それをひとくち口にすれば、腹は満たされ、

それをひとくち口にすれば、たちまち病は癒えた。

また、それをすべて食したものは、最強の戦士に

それをすべて食したものは、聡明な学者になった。

 

しかしそれによって、人間界でも文明が進み国ができ果実を求め次第に争いが起こるようになっていた。

 

人間界での戦いが続き何十年、とある国の魔法使いが果実を見つけるために研究をしていたところ、

果実をもたらした天使のやってきた幻界と人間界の境界を見つけ出した。

魔法使いは幻界へ行くも、すぐに悪魔に見つかってしまう。

そののち、人間界の存在は幻界に知れ渡ることとなる。

 

 これをきっかけに、天使や悪魔たちは戦力増強のために人間界へ赴くこととなる。

そうして、人間界では

恵みの果実をもたらした天使を崇拝する者たちと、

果実を争いの種とし、排除しようとし悪魔たちと手を結ぶ者たちと分かれた。

 

 そうして両者力を蓄え戦いは激しくなっていった。

 

その何年後かのち、戦いは天使の勝利で幕を閉じることとなる。

天使たちは人間を管理し、また天使を崇拝しない者たちを淘汰していった。

 

 

その何百年後、天使の管理が当たり前になった平和な世界で再び戦いの種が生まれようとしていた……

 

幻界…神または、天使や悪魔と呼ばれる種族たちが住む世界。1つの巨大な山を中心に構成されている。

  世界の端がある。

人間界…主に人間の住んでいた世界。複雑な地形をしており、巨大な大陸となっている。

   大陸より先は未開拓のようだ。大陸の中心に巨大な果実の木が生えている。

 

境界… 幻界と人間界の接点

   段取りを踏んでつなげる方法と偶発的につながる方法がある

   行き来が可能だが現在は天使によって門と称されて管理されている。

      また、アット王の研究の遺物から天使たちが研究を行った結果から

   古の魔女の呪いを門を通ることでふせぐことができる。

 

天使…幻界に住み正の神を崇める者たちのこと。神より、鳥の羽と力を授かっている。

   白を基調とし、ルールと規則を重んじる文化。人間界へ天使が行くと堕天使となり、黒く染まる。

 

悪魔…幻界に住み負の神を崇める者たちのこと。神より、竜の羽と力を授かっている。

   黒を基調とし、幸せと快楽を重んじる文化。人間界へ悪魔が行くと昇転使となり、白く染まる。

 

人間界の種族…長い時を経て人間界では堕天使や昇転使とまじりあい。

       また、それぞれ住まう環境にも適応しさまざまな種族が生まれている。

       例を挙げると、人間と堕天使がまじりあいのち森に住まうようになったものをエルフ

       人間と悪魔がまじりあいのち岩場に住むようになったものをドワーフ、等。

       人型のみではないので聖獣や魔獣から派生した種族も存在する。  

  

 天使と悪魔はそれぞれなにか一つの特殊な能力を人間は魔術をもっている


古の果実

幻界の天使よりもたらされた伝説の果実。赤く丸い見た目をしている。

触感は柔らかくみずみずしい。

それをひとくち口にすれば、腹は満たされ、

それをひとくち口にすれば、たちまち病は癒えた。

また、それをすべて食したものは、最強の戦士に

 

 

それをすべて食したものは、聡明な学者になった。と伝説では記されている。


魔女…古の前期に生まれた魔女

   魔女といえどもほとんど概念のような存在。

   人々の嫉妬恨み憎しみ等々のよくない感情から生まれた。

   生命力や大きな力や魔力などに反応する。

   それらを捕食また己を作る感情を吸収し、成長していった。

   魔女は自我を持つ所まで成長するがアット王に倒される。

   魔女は果実を恨み幻界の営みを恨んだ。

   そして消えゆく前に己の感情をすべて呪いに変え、世界に放った。

   そのため幻界の天使や悪魔たちは人間界に来ると正反対の姿になってしまう。



簡易診断:https://shindanmaker.com/717191